家紋一覧

家紋をモチーフ別に分類した一覧です。

  • 自然紋 15種
  • 植物紋 113種
  • 動物紋 46種
  • 器材紋 146種
  • 建造物紋 20種
  • 文様紋 21種
  • 文字紋 13種+多数
  • 図符紋 6種
  • 源氏香 54種
  • 単独で用いられないモチーフ 14種

※それぞれ五十音順
※図形不明のモチーフがいくつかあります。情報をお持ちの方がおられましたらご一報ください。(図形不明の紋は別名などの可能性もある)
※「家紋」に用いられるモチーフであるが、モチーフによっては使用諸氏不明のものがある。これらは家紋として用いられた記録が無く、主に「屋号の印」などで用いられたケースがあると思われる。また、あくまでも「図案」として残っているものもある。
(使用諸氏不明のモチーフに関しては「使用諸氏不明」と明記)
※「役者紋(歌舞伎、長唄、舞踊など)」に限定されるモチーフは入れていないものもある。
※『日本の家紋大事典』に未掲載のものには「★」を明記
※図形不明の紋の一部は丹羽基二氏の著書に掲載されるが、これは著者が想像で描いたものにすぎないため、注意が必要である。

自然紋

自然現象を象った紋。15種。

  • 稲妻・雷(いなづま・かみなり)
  • 渦巻(うずまき)★
  • (かすみ)
  • (くも)
  • 日月(じつげつ)
  • (つき)
  • 月星(つきぼし)
  • 浪・波(なみ)
  • (ひ)
  • 日足(ひあし)
  • 水・水流(みず・すいりゅう)
  • (やま)
  • 山形(やまがた)
  • 山路(やまみち・さんじ)
    引両紋からの派生と思われる。
  • (ゆき)

植物紋

植物を象った紋。花や草木を象る。112種。

  • (あおい)
    葵紋とは別紋である、水葵紋もここに含まれる。
  • 青木(あおき)★
  • (あさ)
    麻紋は文様に分類しても差し支えない紋。主に麻文様と麻の葉を象ったものの二種に大別される。
  • 朝顔(あさがお)
  • (あし)
  • 紫陽花(あじさい)★
  • (あわ)
  • 虎杖(いたどり)
  • 銀杏・公孫樹・鴨脚樹(いちょう)
  • (いね)
  • (うめ)
  • 梅鉢(うめばち)
    元々は舞楽で用いる太鼓の撥を梅型に象ったものであると思われる。実際調査すると軸繋ぎが非常に多い。つまり撥なのだろう。
  • 瓜・甜瓜(うり・まくわうり)
  • 車前草(おおばこ)
    茗荷紋や杏葉紋と混同されることが多い。
  • (おぎ)★
  • 芰・鬼蓮(おにはす)★※図形不明。情報求む。
    義光流小笠原支流萩原氏
  • 沢潟・澤潟・面高・(おもだか)
  • 貝割菜(かいわれな)★※図形不明。情報求む。
    使用諸氏:藤原氏道兼流田中氏
  • (かき)
  • 杜若・藪茗荷(かきつばた)
  • (かじ)
  • (かしわ)
  • 片喰・酢漿草(かたばみ)
    使用率が最も高い紋。
  • (かぶら)
  • 南瓜(かぼちゃ)
  • 桔梗(ききょう)
  • (きく)
  • 菊水(きくすい)
  • (きり)
  • (くず)
  • 梔子(くちなし)
  • (くり)
  • 胡桃(くるみ)☆使用諸氏不明
    久留子(クルス)紋や花轡紋からの派生とみられる。
  • (くわ)★
  • 芥子(けし)★
  • 河骨(こうぼね)
  • 五行(ごぎょう)★※図形不明。情報求む。
    使用諸氏:藤原氏秀郷流柴田氏、清和源氏支流柴田氏
  • ★(さいかち)
  • (さかき)
  • (さくら)
  • 石榴(ざくろ)
    鬼子母神の象徴
  • 洎夫藍(さふらん)★
  • (しい)※図形不明。情報求む。
    藤原氏道兼流松野氏:三椎葉
  • 歯朶・穂長・モロムキ(しだ・ほなが・もろむき)
  • 石楠花(しゃくなげ)★
  • 棕櫚(しゅろ)
  • 水仙(すいせん)
  • (すぎ)
  • (すすき)
  • (すみれ)
  • 石竹(せきちく)
    撫子と区別が非常に難しい紋。本来の石竹の形状とは違うと思われるので、紋帖上で石竹と呼ばれる紋は大和撫子である可能性が高い。
  • (せり)
  • 狛脊(ぜんまい)★
    蕨紋と酷似する。同じ紋の可能性も。
  • 蘇鉄(そてつ)★
  • 大根(だいこん)
  • 竹笹(たけざさ)
    文様では竹と笹は区別しない。竹笹紋には「根笹」「篠笹」「竹」「竹笹」「竹笹に雀」「竹笹に笠」などがある。
  • (たけのこ)
  • (たちばな)
  • 蒲公英(たんぽぽ)
  • 茶の実(ちゃのみ)
    橘の簡略版のような紋でかわいい。
  • 丁子(ちょうじ)
  • (つた)
  • 躑躅(つつじ)★
  • 椿(つばき)
  • 釣鐘葛(つりがねかずら)★
  • 鉄仙・鉄線(てっせん)
  • 田字草・花勝見(でんじそう・はなかつみ)
    四つ片喰紋とほぼ同形である。使用家で判断するしか無い。蔓付の場合は田字草で問題ないだろう。日本舞踊紋で使われているケースも多いが、その場合は「片喰と柳」とされるが、花勝見、つまり田字草であろうと思われる。
  • 唐辛子(とうがらし)☆使用諸氏不明
  • (なぎ)
  • 梨・梨の切り口・唐梨(なし・なしのきりくち・からなし)
  • 茄子(なす)
  • (なずな)
  • 撫子(なでしこ)
    撫子と石竹の区別は難しい。墓石で見分けるのは困難である。少なくとも齋藤氏がこの紋を用いている場合は撫子であろう。
  • 南天(なんてん)
  • (はぎ)
  • 葉菊草(はぎくそう)
  • 芭蕉(ばしょう)
  • (はす)
  • 巴旦杏(はたんきょう・すもも)
  • 荊・薔薇(ばら)
  • (ひいらぎ)
  • 瓢・瓢箪(ひさご・ひょうたん)
  • 菱の葉(ひしのは)
    紋帖などでは基本的に文様紋である菱紋に収録されることが多い。
  • 檜葉・檜(ひば・ひのき)
  • 未央柳(びようやなぎ)★
  • 枇杷(びわ)
  • (ふじ)
  • 葡萄(ぶどう)
  • 牡丹(ぼたん)
  • 獅子に牡丹(ぼたんにしし)
  • 寓生・寄生木(ほや・やどりぎ)
    主に鳩と組み合わされることが多い。
  • 籠架菊(ませぎく)
  • (まつ)
    松紋は大別すると、「松」と「若松」になる。また、「松笠」も松紋に含まれる。
  • 松茸(まつたけ)★
  • 松葉(まつば)
  • 水蕗(みずふき)※図形不明。情報求む。
  • 三角柏(みつのかしわ)★
    柏紋の三つ柏とは別もの。
  • 茗荷(みょうが)
  • 槿(むくげ)★
    大陸系の家、帰化姓などに多い。
  • (もみじ・かえで)
  • (もも)
    大陸系(中国・韓国)に使用が多い。
  • 山吹(やまぶき)
  • 結草(ゆいくさ)※図形不明。情報求む。
    使用諸氏:藤原氏良門流堤氏
  • 結柴(ゆいしば)
  • 夕顔(ゆうがお)
  • 交譲木(ゆずりは)★
  • 百合(ゆり)
  • (らん)
  • 林檎(りんご)★
  • 竜胆・龍胆(りんどう)
  • 連翹(れんぎょう)
  • 綿の実(わたのみ)
    中岡慎太郎の独占紋
  • (わらび)
  • 地楡・吾亦紅(われもこう)
    柳生氏の独占紋だが、竹笹紋に「柳生笹」と呼ばれる紋がある。これと同形。なぜ、ワレモコウと呼ばれるかのかは謎だ。

動物紋

動物を象ったもの。鳥類が多い。46種

  • 板谷貝(いたやがい)
  • (いのしし)
  • (うさぎ)
  • (うま)
  • 海老(えび)
  • 鴛鴦(おしどり)
    鴛鴦だけあって、主に対で描かれる。
  • 尾長鳥(おながどり)
  • (かい)
  • 鹿角(かづの)
  • (かに)
  • 兜貝(かぶとがい)
    バフンウニのこと。
  • (かめ)
  • 烏・鴉(からす)
  • (かり)
    雁と雁金は混同されるが、そもそも種類が違う。
  • 雁金(かりがね)
  • 孔雀(くじゃく)
  • 蜘蛛(くも)★
  • (こい)
    魚は「足がはやい(腐りやすい)」として武士には好まれないのが通常。鯉紋は小出氏が苗字を鯉出と改め、その苗字に因んで用いているケースがある。
  • 蝙蝠(こうもり)
  • (さぎ)
  • 栄螺(さざえ)
  • 鹿(しか)
  • 獅子(しし)
  • 車渠貝(しゃこがい)★
  • (しゃち)
  • (すずめ)
    雀単体で用いられるより、竹笹と一緒に描かれることが多い。
  • (せみ)
    そもそも出展元の図版が創作されたものであり、蝉紋は存在しないともいわれる。
  • (たい)☆使用諸氏不明
    メデタイとはいえ、使用家は見当たらない。
  • (たか)
  • 鷹の羽(たかのは)
  • 千鳥(ちどり)
  • (ちょう)
  • (つばめ)
  • (つる)
  • 蜻蛉(とんぼ)
  • (にわとり)
  • (はと)
    寓生紋や鳥居紋と描かれることがある。鳩は主に対で描かれる。八幡神の使い(眷属)とされる。対で描かれるのは「八文字」を意識しているため。
  • (はまぐり)
  • 鳳凰(ほうおう)
  • 時鳥(ほととぎす)
  • 法螺(ほら)
    修験道といえばこれ。
  • 巳・蛇(み・へび)★
  • 水鳥・白鳥(みずどり・はくちょう)
  • 百足(むかで)
  • 龍・竜(りゅう)
  • (わし)

器材紋

非常に多くのモチーフがある。146種

  • (あみ)
  • 赤鳥(あかとり)
  • 総角(あげまき)
  • 吾妻結び(あづまむすび)★
  • 鮑結び(あわびむすび)★
  • (いかだ)
  • (いかり)
  • 糸巻(いとまき)
  • 団扇(うちわ)
  • 烏帽子(えぼし)
  • (おうぎ)
  • 折敷に三文字(おしきにさんもじ)
  • 折鐙(おりあぶみ)★
    『日本紋章学』において沼田頼輔氏は発見されていない。しかし日本家紋研究会で発見されている。
  • 折り紙(おりがみ)★
    折形紋とカテゴライズしても良いと思われる。折鶴紋なども含まれると思われる。
  • (かい)
  • (かがみ)
  • 篝火(かがりび)★
    源氏香の「篝火」の可能性アリ
  • (かぎ)
  • (がく)
  • 鋏具(かこ)
  • (かさ)
  • (かさ)
  • 風車(かざぐるま・ふうしゃ)
  • (かじ)
  • 桛・桛木(かせ・かせき)
  • 金輪(かなわ)
  • 曲尺・差し金(かねじゃく・さしがね)
    屋号に用いられることが多い。
  • (かぶと)
  • (かま)
  • 釜敷(かましき)
  • (かん)
  • 祇園守・守(ぎおんまもり・まもり)
  • (きね)
  • 杏葉(ぎょうよう)
  • (くぎ)
  • 釘抜(くぎぬき)
    一般的に「釘抜紋」と呼ばれるものは「座金」である。これは元は目結紋。
    紋帖などで「釘抜」と呼ばれるものは全部で3種。「座金」「閂(貫抜)」「釘抜(閻魔・奴)」。
  • (くつわ)
  • 首札(くびふだ)★
  • 久留子(くるす)
  • 鍬形(くわがた)
  • (けい)
  • (けん)
  • 源氏車・車(げんじぐるま・くるま)
  • (こうがい)
  • 格子(こうし)
  • 甲地割(こうじわり)★
  • 合子に箸(ごうすにはし)
    合子は弦巻(蛇の目)。箸は引両が原型と思われる。
  • 五徳(ごとく)
  • 琴柱(ことじ)
  • 碁盤(ごばん)
    使用諸氏:浦本氏、波多野氏など
  • (こま)
  • 独楽(こま)
  • (さい)★
  • 采配(さいはい)★
  • (さかづき)
  • 晒布(さらしぬの)★
  • (さる)
  • 算木(さんぎ)
  • 地紙(じがみ)
  • 色紙(しきし)☆使用諸氏不明
  • 獅子頭(ししがしら)
  • 地蔵(じぞう)★
  • 四半幟(しはんのぼり)
  • 注連縄(しめなわ)★
  • 錫杖(しゃくじょう)
  • 三味駒(しゃみごま)
  • (しょう)
    紋帖に載る「抱律」紋はこの「笙紋」である。『日本の家紋大事典』においても抱律で掲載。
  • 菖蒲革(しょうぶかわ)
    植物紋、文様紋にカテゴライズすべきでは?という意見あり。
  • 陣幕(じんまく)
  • 頭巾(ずきん)☆使用諸氏不明
  • (すず)
  • 州浜(すはま)
  • (すみ)
  • (すみ)
    家紋と呼ぶべきものではなく、文様と本来は呼ぶべきものかもしれない。加藤清正が文化的なことに用いたとされる。
  • (ぜに)
  • (だい)★
    俎紋と混同されている可能性がある。
    桔梗紋に台桔梗、巴紋に台巴という紋がある。
  • 宝結び(たからむすび)
  • 竹蜻蛉(たけとんぼ)☆使用諸氏:不明。
    恐らく上絵師が冗談で描いた紋。つまり図案の可能性が高い。
  • 立砂(たてすな)★
    明確な正体がつかめていない紋。「この紋が立砂紋か」と候補される紋は存在する。
  • (たわら)
  • 団子(だんご)
  • 短冊(たんざく)
  • 知恵の輪(ちえのわ)
  • ・千切(ちきり)
  • 打板・提盤(ちょうばん)
  • (つち)
  • 包金(つつみがね)★
  • (つづみ)
  • (つぼ)
    茶壺や炭消し壺の他、蔦紋に「中輪に壺に蔦」がある。三千家(千家、裏千家、武者小路千家)がそれぞれ替え紋に用い、家によりデザイン(配置)が違う。
  • 弦巻・蛇の目(つるまき・じゃのめ)
  • 手拭(てぬぐい)★
  • 唐団扇(とううちわ)
  • 鎖金(とじがね)
  • 徳利(とっくり)★
    瓶子紋として扱われることが多い。そもそも徳利は瓶子が原型。
  • 独鈷(どっこ)
  • 鍋釣(なべづる)★
  • 鳴子(なるこ)★
  • 生首(なまくび)★
  • 抜簾(ぬきす)
  • 熨斗(のし)
  • 佩玉(はいぎょく)★
  • 脛楯(はいたて)
  • 羽団扇(はうちわ)
  • 羽子板(はごいた)
  • (はさみ)☆使用諸氏不明
  • 梯子(はしご)
  • (はた)☆使用諸氏不明
  • 鼻紙(はながみ)★
  • 羽根(はね)
  • 羽箒(はぼうき)
  • 半鐘(はんしょう)
  • 檜扇(ひおうぎ)
  • 拍子木(ひょうしぎ)
  • (ふくろ)
  • 伏籠(ふせご)★
  • (ふで)
  • 船・帆掛船(ふね・ほかけぶね)
  • (ふみ)
  • 分銅(ふんどう)
  • (へい)
  • 瓶子(へいし)
  • (ほ)
  • 宝珠(ほうじゅ)
  • (ほこ)★
  • 骨扇(ほねおうぎ)
  • 巻絹(まききぬ)
  • (まさかり)
  • (ます)
  • (まと)
  • (まとい)
  • (まないた)★
    台紋の可能性がある。
  • 豆造(まめぞう)☆使用諸氏不明
  • (まり)
  • 鞠挟(まりばさみ)
  • 御簾(みす)
  • (むち)★
  • 目引籠(めひきかご)★
    松田氏が使用? 籠目紋、九字紋、直違紋からの派生か?
  • (もち)
  • (や)
  • 矢筈(やはず)
    一部が切竹扱いされているケースがある。矢筈とは矢羽と矢の軸(棒)を繋ぐための部分のこと。つまりジョイント。
  • 結綿(ゆいわた)
  • (ゆみ)
  • (りつ)
    紋帖に載る抱律は「笙」。抱笙が正解。
  • 立鼓(りゅうご)
  • 輪宝(りんぽう)
  • 蝋燭(ろうそく)☆使用諸氏不明
  • 炉縁(ろべり)★

建造物

建造物紋で多いのは圧倒的に井筒や井桁である。これらは外枠としても用いられることが多い。次いで多いのは庵でその多くは庵木瓜。次いで直違(組木とも)。その他は希少だ。21種

  • (いおり)
    山形木瓜という紋があるが、これは山形ではなく簡略化された庵。つまり「庵山形」と称すべきものである。庵木瓜紋は工藤氏、伊藤氏、伊東氏などの代表紋。山形庵に木瓜もだいたい同じ使用諸氏である。
  • 井桁(いげた)
  • 井筒(いづつ)
  • 岩苔(いわごけ)
    そもそも建造物ではない。自然紋とすべきもの。諸事情でここに分類している。
  • 追州流し(おうすながし)
  • 垣根(かきね)
  • (くい)★
    橋杭紋と同じか?
  • 蜘蛛手(くもで)
  • 懸魚・六曜(けぎょ・ろくよう)
  • 五輪塔(ごりんとう)
  • 水車(すいしゃ)★
    元々は水車紋だったものはその後「槌車」となってしまった。
  • 直違(すじかい)
  • 井田(せいでん)
  • 千木堅魚木(ちぎかつおぎ)
    千木紋と鰹木紋の総称。両方を組み合わせた千木鰹木紋も当然存在する。
  • 鳥居(とりい)
  • 橋杭(はしぐい)★
    杭紋と同じか?
  • 破風(はふ)★
    破風紋の形状は山形と同形である。使用家が山形を破風と称している場合がある。
  • ほいのし(鮑石)(ほいのし)
  • 澪標(みおつくし)
  • 干(らんかん)
    橋の欄干を象ったものではなく、寺院や神社で見られる欄干を象ったもののようだ。

文様

文様の一部を家紋としたものが多い。21種。

  • 石畳(いしだたみ)
  • (うろこ)
  • (か)
  • (かく)
  • 角持(かくもち)
  • 籠目(かごめ)
  • 唐花(からはな)
  • 亀甲(きっこう)
  • 七宝(しっぽう)
  • (ともえ)
  • 花角(はなかく)
  • 花菱(はなびし)
  • 引両(ひきりょう)
  • (ひし)
    菱紋には「松皮菱」も含まれる。植物紋である「菱の葉紋」もここに含まれることが多い。
  • 浮線綾(ふせんりょう)
  • 松皮菱(まつかわびし)
  • 村濃(むらご)
  • 目結(めゆい)
  • 木瓜(もっこう)
  • (わ)
  • 輪違い(わちがい)

文字

文字紋はその名の通り文字を家紋としたものである。
そのため、種類が非常に多く、列挙しづらいため、その一部を紹介。
名字の一字を家紋としているケースが多い。13種+多数。

  • 一文字(いちもじ)
  • 三文字(さんもじ)
  • 八文字(はちもじ)
  • 十文字(じゅうもじ)
  • 井文字(いもじ)
  • 大文字(だいもじ)
  • 巴文字(ともえもじ)
  • 上文字(うえもじ)
  • 大一大吉大万(だいいちだいきちだいまん)
  • 百文字(ひゃくもじ)
  • 吉文字(きちもじ)
  • 無文字(むもじ)
  • 山文字(やまもじ)
  • その他(そのた)
    文字紋は文字を意匠化するため、かなり多い。そのため省略させて頂く。
  • 角字(かくじ)
    角字は主に漢字(旧字体が多い)を正方形(または少し縦長)に意匠化したもの。隙間を作らないなどの制約で作成される。
  • 万字(まんじ)

図符

図符紋は非常にレア。

  • 安倍晴明印(あべのせいめいん)
    清明桔梗や五芒星と呼ばれる。
  • 円相天地(えんそうてんち)
  • 九字(くじ)使用諸氏:遠山氏
  • 乾坤天地(けんこんてんち)★
    太極図の可能性もあるようだ。
  • 太極図(たいきょくず)
  • 八卦(はっけ)

源氏香

源氏香は少々特殊な家紋。54種あるが、実際に家紋として使われているものは少ない。花散里が最も使用率が高い(京都家紋研究会調べ)。54種。

  • 桐壷(きりつぼ)
  • 箒木(ははきぎ)
  • 空蝉(うつせみ)
  • 夕顔(ゆうがお)
  • 若紫(わかむらさき)
  • 末摘花(すえつむはな)
  • 紅葉賀(もみじのが)
  • 花宴(はなのえん)
  • (あおい)
  • 賢木(さかき)
  • 花散里(はなちるさと)
  • 須磨(すま)
  • 明石(あかし)
  • 澪標(みおつくし)
  • 蓮生(よもぎう)
  • 関屋(せきや)
  • 絵合(えあわせ)
  • 松風(まつかぜ)
  • 薄雲(うすぐも)
  • 朝顔(あさがお)
  • 少女(おとめ)
  • 玉葛(たまかずら)
  • 初音(はつね)
  • 胡蝶(こちょう)
  • (ほたる)
  • 常夏(とこなつ)
  • 篝火(かがりび)
  • 野分(のわき)
  • 行幸(みゆき)
  • 藤袴(ふじばかま)
  • 真木柱(まきばしら)
  • 梅枝(うめがえ)
  • 藤裏葉(ふじのうらば)
  • 若菜上(わかなじょう)
  • 若菜下(わかなげ)
  • 柏木(かしわぎ)
  • 横笛(よこぶえ)
  • 鈴虫(すずむし)
  • 夕霧(ゆうぎり)
  • 御法(みのり)
  • (まぼろし)
  • 匂宮(ぬおうのみや)
  • 紅梅(こうばい)
  • 竹河(たけかわ)
  • 橋姫(はしひめ)
  • 椎本(しいがもと)
  • 総角(あげまき)
  • 早蕨(さわらび)
  • 宿木(やどりぎ)
  • 東屋(あずまや)
  • 浮舟(うきふね)
  • 蜻蛉(かげろう)
  • 手習(てならい)
  • 夢浮橋(ゆめのうきはし)

単独で用いられないモチーフ

これまでに紹介してきたモチーフに分類されることがないモチーフ。
単独で用いられる事が無い、もしくは確認されていないものをここに紹介する。14種。
※他にもあると思われる。

  • (いわ)
    例:糸輪に岩に若竹
    建造物に分類した「岩苔」はこれに当たるかもしれない。
  • 金槌(かなづち)
    槌紋に分類すべきものかもしれない。
  • 刺叉(さすまた)
  • 真珠(しんじゅ)
    例:浪輪に真珠
  • (つゆ)
    薄紋や笹紋に用いられる。これを使用したのは仙台伊達家のみのようだ。
  • 鳶口(とびぐち)
    旧安田火災のロゴに似た家紋がある。中央に配置されたモチーフは龍吐水のようだが…
  • (まこも)
    例:三重子持亀甲に菰の花
  • 隠れ蓑(かくれみの)
    例:丸に竹笹に隠れ蓑
  • 供物(くもつ)
    例:丸に違い弊に供物
  • (はな)
    例:丸の内に三つ剣三つ亀甲に花
  • 幾何学模様(きかがくもよう)
    例:丸に亀甲幾何模様
  • (たて)
    脛楯紋とは区別されるものと思われる。
    例:楯の内に雪持ち根笹
  • 福寿草(ふくじゅそう)
    例:熨斗輪に福寿草
  • 脇差し(わきざし)
    例:亀甲花菱に脇差し
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