家紋用語集4
主に着物で用いられる紋の用語を集めてみました。
紋を知る上でベースとなる用語が大半です。
※それぞれ五十音順
※本用語集は大宮華紋森本内の用語集を再編したものです
※少しずつ追加していきます
会用語
主に京都家紋研究会のメンバーで使われる用語。
特に意味は無いかもしれませんが、掲載しておきます。
- 当たり(あたり)
名字と家紋が完全一致。武家や公家のケースが多い。
使用例:「当たりです。○○家は○○紋使ってます」
- 良い天気(いいてんき)
暑くもなく、寒くもない、雨も降らない、曇りの日のこと。日射があると墓石は撮りづらいため。
- エラー(えらー)
明らかに彫りミスなどがあるもの。
- 遠征(えんせい)
京都家紋研究会という会の特性上、基本的に調査は京都府下。京都府以外の都道府県の調査を指す。
- 片手撮り(かたてどり)
名字と家紋の組合せが気になった時や名字が気になる(珍しいなど)が、家紋はよくある、というようなケースの場合、メモするかのように撮影すること。
- 区画割(くかくわり)
規模の大きな墓地や霊園で、多人数で調査する時に区画で担当を決める。
- グダグダ(ぐだぐだ)
もはや何も申すまい・・・
- 組合角(くみあいかく)
坂本龍馬の家紋で有名となった組合角。組合角を見つけると問答無用で採取します。
- 車出す(くるまだす)
車で移動して調査に向かうこと。
- 古木柏(こぼくがしわ)
柏紋の一種。紋帖や家紋辞典などにはほとんど載らない紋。
使用家によって形状が様々で、同じ形状が見つからないほど。問答無用で採取。
- スルー(するー)
よくある家紋と名字の組合せの時、撮影をしないで素通りすること。
例:よく見ると特徴的な家紋(通常と違うなど)なのにも関わらず、「スルーしてしまった!(後悔)」など。
- ソロ(そろ)
単独で調査へ行くことを指す。
- 談義(だんぎ)
主に雑談のこと。調査後は必ずと言っていいほどに、ファミレスやカフェなどで談義するのが恒例となっている。
家紋談義は当然のことながら、その内容は様々。それぞれの視点からの意見や情報は非常に勉強になる。もちろん調査結果を皆で報告する。この「談義」がメインのこともある。
- 調査(ちょうさ)
家紋調査の略称。主に墓地や霊園へ行き、墓石に刻まれる家紋の収集を行うこと。
- 冷たい目(つめたいめ)
誰かが下らない冗談やネタを言った時に向けられる冷たい目線のこと。
主に会長がよく言うため、会長はよく冷たい目で見られている。
- 手伝う(てつだう)
区画割をしての調査の場合、自分の担当の調査が早く終わった時、終わってない人の元へ行って手伝うこと。
- 斜め撮り(ななめどり)
彫りが浅いなどの理由で紋の判別がし辛い時、正面以外に斜めなど様々な角度から撮影するさま。
- ハイタッチ(はいたっち)
ハイタッチして喜ぶさま。それほど珍しい紋を見た時に同行者とハイタッチしてしまう。(とはいえ、現状では一度のみ。雨龍を発見時に発動した)
- 番長(ばんちょう)
時折、ネーミングされる。「○○に適している」という意味を込められる。尚、思い出した時のみ使われるので日常的な言葉ではないことは確かなようだ。番長システムともいわれる。
例:宴会番長、調査番長など
- 珍しい(めずらしい)
珍しい紋や珍しい名字を見つけた時はテンションが上がります。
- よくある紋(よくあるもん)
よく見かける紋のこと。どこの墓地や霊園に行くとだいたいある紋のこと。
例:剣片喰、違い鷹の羽、九枚笹、三つ柏、橘など
- レア紋(れあもん)
「珍しい」とほぼ同じだが、珍しいどころではなく、「本当に使っている家があるんだ!」と言うくらいに珍しい時に使う言葉。とにかく珍しい。
例:「雨龍」など
- 分からない(わからない)
何をモチーフにしているのか不明の紋などを指す。これらの紋はfacebookの京都家紋研究会グループ内で盛り上がることが多い。50レスなど付く場合も。